「うちの親は、とにかく否定ばかりするタイプ。ピアノを習いたいといえば『男ならスポーツをしろ』と却下され、『サッカー部に入りたい』といえば『父さんと同じ野球部にしろ』と否定され、進学先は『そこはダメだ、あの大学にしろ』と指定されました。今思えば、自分の感情を押し殺して従っていましたね。
そんな僕も、ついに社会人に。もう限界を感じていたので、親の反対を押し切って一人暮らしを始めました。案の定、帰省する度に『親元を離れるなんて親不孝だ』『はやくこっちで働きなさい』と言ってきます。でも、ようやく自分の意志で動ける現状に満足していますよ」
出産時にまで振り回されたBさん
続いては、感情の起伏が激しい母親のもとで育ったBさん(30代女性)のケースをみてみましょう。その状態は幼少期だけでなく、大人になった後も続いているようです。