「いなげや(8182)」の営業利益が前年同期比40%減となり、消費税増税の影響ではないかと話題になりました。その理由を考えてみましょう。

「いなげや」のセグメント別売上高・純利益は?

関東地方南部を中心に店舗を展開するスーパーマーケット大手チェーン「いなげや(8182)」が2020年2月4日に発表した「2020年3月期 第3四半期決算短信」(2019年4月1日~2019年12月31日)によると、営業収益は1,912億2,000万円(前年同期比0.7%減)、営業利益4億1,000万円(同39.9%減)、経常利益6億5,400万円(同30.3%減)、親会社に帰属する四半期純利益は1億6,900万円(同43.6%減)でした。

経費については、一般管理費や運送費が増加する中で経費全体の見直しにより580億900万円(同0.5%減)まで抑えることができましたが、天候不順や台風等の自然災害による影響や消費税増税の影響などもあり前年同期と比較して減益となりました。

セグメント別での売上高・純利益としては、主力事業であるスーパーマーケット事業では1,517億5,600万円(前年同四半期比1.2%減)、セグメント損失は9,500万円(前年同四半期は1億3,800万円のセグメント損失)でした。

一方で、ドラッグストア事業においてのセグメント別売上高は321億8,200万円(同1.3%増)、セグメント利益は2億9,700万円(同52.5%減)となりました。