実は他でもない筆者も、実家が遠く義実家は近くにあるケースに当てはまります。「何かあったらすぐに頼ってね」と声をかけてくれる義母なので、上の子と下の子の用事が重なってしまったときなどはお言葉に甘えるようにしています。

義母との関係がそもそもうまくいっていない人からすると、筆者のようなケースは恵まれている…それはよくよく理解しているつもりです。実の娘でもない嫁からの頼み事を、嫌な顔ひとつせず聞いてくれる。とても贅沢な環境で子育て・家事・仕事をさせてもらっているなと日々感じています。

しかし、長時間一緒にいるとなんとなく“モヤッ”とするポイントがたくさん出てくることも。

例えば、まだ子どもに与えないようにしていたお菓子を平気で与えていたり、勝手に洗濯物がたたまれていたり…。実の親になら「え、やめてよ」と普通に言えることも、嫁と義母という間柄だからこそグッと飲み込まなければいけません。そんな小さなストレスが溜まり、嫁姑間のモヤモヤが増殖していくのではないかと考えます。

嫁姑間のモヤモヤにダンナは気づかない

第三者から見ても明らかに嫌い合っているのが分かるような嫁と姑は、実はレアなのではないかと感じています。実際にはほとんどの嫁姑は「なんとなく合わない部分がある」と心の底で思っているもの。どちらかが我慢しているケースも、お互いに“違和感”を抱いているケースも多いと思います。

本人は、自分たちの間にある“なんとなくの違和感”に気づいているのに、その2人を出会わせる原因になった“ダンナ”は、そんな気配に気づいていないことがほとんどなのではないでしょうか。