米国で新型ETFが流行中!? 不開示アクティブETFの特徴とは

ETFとは上場投資信託(Exchange-traded funds)のことで、ETFは投資信託を証券取引所に上場して、取引時間内であればいつでも売買ができる投資信託です。一般の投資信託が1日に1回計算される基準価額で売買するのと比べ、ETFは時価で売買されるのが大きな違いです。

約30年前にカナダのトロント証券取引所に上場された投資信託が世界初のETFと言われ、以降米国を中心としてETFの設定が相次いでいます(詳しくは拙著※ご参照)。

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以前の記事『本格的ETF(上場投信)時代の到来。流れはアクティブからパッシブへ』でも紹介したとおり、最近では世界的にETFへの資金流入が一般の投資信託を上回っています。

日本でも、日銀が日本株ETFを毎年6兆円購入することになっていますので、日本の契約型投資信託残高約123兆円のうち、ETFの残高は既に約43兆円にもなっています。このペースで行けば、4〜5年以内に国内ETFの残高が追加型株式投資の残高を上回ることになりそうです。

※『ETF投資入門』(日経BP)

新型ETF:不開示アクティブETF(Non-transparent)とは?

さて、ETF先進国である米国で注目されているのが、不開示アクティブETF(Non-transparent)と呼ばれる新しいETFです。

現在取引されているETFのほとんどは、S&P500指数を始めとする主要な株価指数に連動するパッシブETFです。しかし、この不開示アクティブETFは株価指数の運用成果に連動することを目標とせず、市場平均値を上回る運用成果を計上することを目的とするアクティブ型のETFでありながら、従来のETF(含む、アクティブETF)とは異なり、日次で保有銘柄や一株あたりの純資産総額を開示する必要がないETFです。

参考記事

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太田 創
  • 太田 創
  • 一般社団法人日本つみたて投資協会
  • 代表理事

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。
その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)、GCIにおいて投資信託のマーケティング・商品企画を統括。現在は一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事。
主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。