「メイドインジャパン」は高かった!

購入を検討したサイズの冷蔵庫は、多くのメーカーで20万円前後の価格の中、パナソニックは約25万円。以前のパナソニックなら22〜23万円程度の値付けだな、というのが学生時代に家電量販店で2年以上バイトしていた筆者の感覚です。

23万円までならパナソニックだから、との理由でギリギリ手が届く価格。絶妙な値付けがパナソニックの商売上手な所でしたが、今回そうはなっていません。

そして各社の価格差がどこから来ているかといえば、メイドインジャパンか否か。検討した冷蔵庫の中ではパナソニックともう1社のプレミア製品が日本製で、他は全て海外生産品。パナソニックの冷蔵庫が高いのは、国内生産が理由の1つであるのは明らかです。

ちなみに他社のメイドインジャパンのプレミア製品は約23万円であり、それを基準にすればパナソニックの価格には納得感がないわけではありません。

値段的に候補にならないパナソニック

家電製品の中でも白物家電は、モデルチェンジがあっても革新的な技術が搭載されることはほとんどありません。よって同レベルの製品は各社類似の価格設定となります。

シャープが鴻海の傘下入りし、東芝も白物家電を中国の美的集団に売却するなど、家電メーカーを巡る風景も随分と変化しました。