1. 抜く

出かける前に鏡を見た時に白髪があるとつい抜いてしまうという方、いませんか?白髪を抜けば確かにその時だけはなくなりますが、また生えてきます。「白髪を抜くと増える」という話をよく聞きますが、それは都市伝説で増えも減りもしません。そもそも抜くときに痛みを感じます。「痛い」ということ自体が精神的にストレスですし、頭皮にも負担を与えます。

2. 不適切なシャンプー

髪の毛は毛根から生えてきます。毛根のある頭皮が脂や汚れで不衛生な状態では、毛根も健全な活動ができません。毛根を衛生的に健康的に保ってあげることが大事です。シャンプーの仕方にも注意が必要です。頭皮を傷つけるほどゴシゴシ洗ったり、逆に頭皮をあまり洗わずに髪の毛だけを洗うのは、毛根の負担です。

3. 不摂生

ついついスマホを夜遅くまで見ていて睡眠不足になっていませんか?身体に悪いこと=睡眠不足は、髪の毛にとっても悪いことです。

4. 栄養バランスの悪い食事

炭水化物ばかりの食事になっていませんか?食べたものは自分の体に置き換わります。黒髪であれ白髪であれ、髪の毛が生えてくるのは食べたものを元にしています。栄養バランスが良くなければ、髪の毛の健康にいい訳がありません。髪の毛の成分は、タンパク質が80%です。その他ミネラルも含まれています。また、ビタミンCは血管機能を若く保ちます。頭部にも毛細血管がいっぱいあり毛根まで栄養と届けています。これも調子を整えるための大事な栄養素です。

実はストレスも大敵

自律神経はどんな働きをするか?ご存知でしょうか。Nature Japan「幹細胞:ストレスにより活性化された交感神経系が白毛化を促す」によると、自分の意思と関係なく働く組織を支配する神経なのです。例えば心臓は自分で「こう動かそう」と思って動かしていません。それらを動かす命令をしているのが自律神経なのです。その自律神経は「交感神経」と「副交感神経」があり、ストレスを感じると交感神経が優位になります。すると血管が縮み、届くべき栄養が届かなくなります。ストレスがかかるということは、血の巡りも悪くなり、髪の毛への栄養も行き届かなくなるということです。