「俺、嫌われてるのかな…」と落ち込む夫。Kさんは「普段あまり家にいないし、休みの日に遊びに連れて行ってあげたりしないからよ」と辛らつな言葉を浴びせながらも、「うちの娘の嫌がり方は少しひどいな…」と心中穏やかではありませんでした。
でも、それは「夫と子どもの時間が少ないせいだ」と信じて疑わなかったKさん、相変わらず娘に「パパは仕事仕事で休みの日にどこも連れて行ってくれない」「ママがパパの代わりになってあげるからね」などと話しかけていたそうです。
どんどん夫を嫌う娘。娘に嫌われる夫にイラつくKさん…そしてついに事件が起こります。
「娘が小学2年生になってすぐのころ、夫が娘に『食事中に机にひじをついてはいけない』と注意したんです。すると娘が思いもよらない態度にでて…」
娘は夫をキッとにらむと「お父さんなんて大嫌い! なんでお父さんに叱られなきゃいけないの! どっかいっちゃえ! いらない!」と口ごたえをしたのです。「そんな言い方はよくない」とKさんがたしなめても「お母さんが幸せじゃないのはお父さんのせいなんでしょ! なんで私が悪いの!」と泣き出してしまったのだとか。
「あのときの夫の驚き、傷ついた顔は忘れられません。『そうか、俺はふたりにそんな風に思われていたんだね』と悲しそうに夫は言いました。それ以来、なんとなく夫婦間もぎくしゃくしています」