「休日だけ手伝う」のは分担と言える?
「あなたももっと家事や育児に協力してほしい」という訴えに対して「平日は仕事があるんだから仕方ないだろう。それに、休みの日は手伝っているじゃないか。これ以上どうしろと?」と返す夫。そもそも「仕事が休みの日だけ手伝う」のは、家事・育児を分担していると言えるのでしょうか?
共働き家庭の平日の家事・育児は、まさに時間との戦いです。仕事から帰ってひと休みする暇などなく、食事の準備にお風呂の支度、翌日の保育園・小学校の予定の確認と持ち物チェック、洗濯ものの片づけと、すべてを就寝時刻までに終わらせなければなりません。すべてを終えて布団に入った瞬間に意識を手放し、目覚めるとまた分刻みのタイムスケジュールで朝の支度が始まる…といった、息つく間もない日々が続くのです。
それに比べると、休日は朝から出勤時間に追われることもなく、妻たちにも時間的余裕があります。そんな比較的余裕のある休日にだけ家事や育児をして「十分手伝っている」という夫に対して、有難くは思いつつもモヤモヤしてしまう人が多いのは仕方がないと言えます。余裕がない平日にこそ協力が不可欠なのに、そこを丸投げしながら「自分は家事・育児に協力的な夫だ」なんて自負されたら、たまったものじゃない!というのが妻たちの本音かもしれません。