ここでの「アポ電」は、事前に電話をかけて家の資産状況などを聞き出すことを意味しています。詐欺が実行できると判断したら、複数人で強盗に押し入り現金を奪う凶悪な犯罪です。最悪の場合は殺害事件に発展するケースも。これらの詐欺の被害者のほとんどが高齢者です。

そのほか、「消費税率引き上げによって、年金生活者に社会保険料の一部が戻る」と嘘をついてキャッシュカードの番号聞き出す。さらに、「高齢者はキャッシュレス決済によるポイント還元が優遇される」と言ってクレジットカードカード番号を聞き出すといった手口も存在します。

これらの詐欺は、いずれも金融機関やクレジット会社、行政機関などを名乗っています。さらに、「キャッシュレス」「消費税の引き上げ」といったトレンドの言葉を巧みに用いるケースも。「ニュースで聞いたことがある言葉だ」「金融機関の人が言うなら…」と内容を信じてしまった結果、暗証番号を教えた、ATMから振り込んだという被害に遭ってしまうのです。

なぜ電話番号が知られているのか

このような詐欺の多くは、高齢者の自宅の固定電話にかかってきます。では、なぜ教えてもいない電話番号が、詐欺グループに知られているのでしょうか。