研修が終わって上司に帰社報告をすると、「俺の資料はどうした?俺を出席したことにして、余分に資料をもらってくるぐらい当たり前だろ!」と怒られたというのです。「自分はサボって楽しているのに、責任を部下に押しつけて。しかも悪びれた様子もないので、上司にはかなり落胆しました」。
20代後半のBさんも、上司にうんざりしていると言います。「部署の忘年会の幹事を上司から任されたんです。仕事が忙しいなか準備しているのに『忘年会の幹事はあくまで業務外だから』と言われて。正直頭にきましたね」。Bさんはこの一件をきっかけに、上司とキョリを置こうと転職を検討しているようです。
パワハラ上司は「優位なポジション」を崩されることを嫌がる
近年、「パワハラ上司」の存在もクローズアップされています。世間の目が厳しくなってきていますが、上司の理不尽な言動に悩んでいる人もまだまだ多いことでしょう。
そもそも、パワハラ上司は‟弱い“存在です。実は気が小さくて自分に自信がないため、自分を大きく見せようとしているんですね。そして「肩書」という部下が反抗することができない盾を武器に、自分が優位なポジションで攻撃を仕掛けてくるのです。