ただし、上司の叱る行為には強制力があることを認識しておく必要があります。むやみに叱ると部下が萎縮してしまい、主体的な行動や柔軟な発想が生まれなくなることもあるのです。「大事なことだから厳しく言うよ」「期待しているからしっかり聞いてね」という前置きをすると、叱る場合でも印象を変えられるでしょう。

おわりに

「褒める」と「叱る」は、どちらにもメリットとデメリットがあります。どちらかに偏りすぎて、それぞれのデメリットが大きくならないように意識的に使い分けていく必要がありそうですね。ときには「褒める」と「叱る」をセットにした伝え方が効果的なこともあります。今回ご紹介したようなポイントを参考にしながら、良い褒め方・叱り方を意識して部下を伸ばしていきましょう。

LIMO編集部