しかし、やみくもに褒めてしまっては、逆に上司としての首を絞めることにもなりかねません。以下のような弊害が考えられます。

・褒められることが普通になった部下は、叱ったときに落ち込みがいちいち大きい
・ある程度の成果で褒められると、それ以上の挑戦をしない/成長がない
・言われたことだけをやれば褒められるため、指示待ちになる
・褒められているのに評価や昇進に表れないため自信を失う
・大したことないと思っていることに褒められると否定感・不満が生まれる

部下がやる気になる褒め方のポイント

大事なことは、部下の「どの部分」について、「どのタイミング」で褒めるかということです。本人が主体的に考える機会を増やし、本人のアイデアや方法が成果に結びついたときにしっかり褒めるようにしていきましょう。「本当に努力して結果に結びついたときに本気で褒める」ことがポイントです。