女性の世界では、とかく「どちらの方がキレイ・カワイイ」「どちらの旦那が高収入・格好いい」「若く見えるのは私の方」など、何かと優越をつけてしまいます。本人が意識していなくても、どこかでそんな意識がありませんでしょうか?「あの子より私の方がマシだわ…」そう思って安心したっていうこと、今までに経験したことはありませんか?
結婚して子どもが産まれると、そのようなマウンティングの場面がさらに増えて来ます。それは、対象が自分だけではなく、子どもや旦那様も関わってくるからです。今回は、妻であり母である女性達のマウンティング現場の実情を探っていきたいと思います。
子どもを通じて行われるマウンティング
「幼稚園の年長さんで娘と同じクラスになり、仲良くなったA子ちゃん。ある日、私も一緒に娘とA子ちゃん宅にお呼ばれすることになりました。他にも数人、女の子ママと子ども達が集まったんです。
A子ちゃんのお宅にはピアノが置いてありました。集まったのが女の子ばかりだからか、お教室は違えど、メンバーの中でも何人かがピアノを習っていました。我が家もその中の1人です。みんなで『楽しんで、音楽を好きになってくれたらいいね』なんて話し合っていました。