「娘のクラスに三人兄弟の末っ子のお友達がいます。先日、学校が終わった後に遊ぼうと誘われたのですが、たまたま数日習い事が続いて予定がつかずお断りしました。すると『一人っ子はお金をかけてあげられるから毎日優雅でいいね!うちなんて三人連れて公園行くくらいしかしてあげられないから!でも、兄弟で刺激しあって充分いい子に育ってるけど』と言われてしまいました。確かに、そのお宅よりうちの子は習い事の数は多いかもしれません。
ですが、いつもはお友達と遊ぶ時間もあるし、兄弟はいませんが同世代のお友達と人間関係を築いてすくすく育っています。『贅沢』『兄弟がいればいい子になる』という言葉が胸に刺さり、しばらくイライラしてしまいました。私が兄弟を産んであげていれば、娘はこんなことを言われないで済んだのでしょうか」
各家庭の経済状態はそれぞれです。三人いても習い事オンパレードの家もあれば、一人っ子だからといって習い事をしていないご家庭もあります。
まとめ
子供を持つ持たないや子供の人数は、夫婦ごとに考えがあります。そして、望んだからといって必ずしも思い通りにできるものではありません。その家族の形に納得している人もいれば、まだまだ悩んでいる人もたくさんいます。
そんな事情を理解せず、無神経な発言をする外野の声は雑音ともいえるものです。言われた言葉は胸に刺さり、いつまでも忘れられない一言になってしまうかもしれません。そういった人たちと分かり合うのは難しいことです。だからこそそんな声に惑わされず、お子さんとの日常を大切に過ごしながら今ある家族の形態を楽しむことこそが大切なのではないでしょうか。
佐渡 六花