「いつも一緒に児童館に通っていたママ友が、上の子がまもなく3歳というタイミングで妊娠しました。前々から早く欲しいと聞いていたため、私は心から祝福しました。我が家は夫婦ともそろって実家も遠く『もう一人は育てられそうにないから一人っ子でいいよね』と話し合いが済んでいたため、うらやましい気持ちは一切ありませんでした。

私から祝福を受けたママ友はお礼を言うなり『ホントにようやくだけど、なんとか兄弟を作ってあげられたよー。このまま一人っ子だったら、介護のときとか絶対大変だもん』とサラッといいました。一瞬『私、前から一人っ子の予定って言っていなかったかな?』と思ったのですが、ママ友は続けて『子供のためにも、兄弟作ってあげる様に考え直した方がいいと思って。旦那さんにも伝えてね』と言われてしまい確信的に発言しているんだとわかりました。

確かに、私たちが年を取った後、もしかしたら娘を一人にしてしまうことがあるかもしれません。しかし、それは兄弟がいても同じこと。パートナーができる人もいれば、兄弟が生きていたところで助け合う関係になるとは限りません。現に私は兄がいますが3年ほど会ってもいません。

そういったことを説明したのですが『それはまだ本当のピンチがきてないだけだよ』と全く耳を傾けてくれませんでした。放っておけばいいのかもしれませんが、彼女のように『一人っ子を望むのは子供のことを考えていない親』と思っている人がいるんだと思うと、なんだか気持ちが沈んでしまいます」

一人っ子は贅沢三昧?

また、二人目を望んでいたにもかかわらず、できなかった結果一人っ子というご家庭も少なくありません。