もちろん人生は仕事だけではありませんが、1日の約3分の1、週5日を仕事に費やすわけですから、「自分のやりたい仕事をしたい」というのは自然な感情でしょう。

育児世代は条件最優先の仕事選びに

やりたい仕事に就きたいと思っても、小学生以下の子がいる母親が就活をする場合、基本的には「土日祝休み、17時まで、休みやすい、家の近くの職場」などの条件を最優先にして仕事を決める人が多いものです。

夫や実家の協力があればこの限りではありませんが、頼れない人は多いでしょう。

やりたい仕事がこの条件に合えば良いですが、そうはいかないことが大半。たとえばウェブ系の職種に就きたいと思っていても、就業時間は18時以降が多く、残業も必要な業種。母親である10年近くは、就きにくい仕事になります。

結局、上記のような仕事の場合、一般的に雇用形態はパートになります。パートを募集している業種や職種も絞られ、「やりたい仕事は二の次三の次で、条件さえ合えば満足しなければならない」と思う就活が育児世代には多いのです。

やりたい仕事につながる経験をしよう

一方で、働き改革という名のもとに、仕事における環境はめまぐるしく変化しています。今年の4月からは、「同一労働同一賃金」が施行されます(中小企業は2021年4月から)。

これにより、パートや派遣社員、契約社員が正社員と同じ仕事をしていれば、同一の待遇をするように是正されるようになります。