そして筆者が注意するたびに「はいはい、ごめんなさい」と言うだけで、一切やめてはくれません。まるでこうした普段の自分の行動がないかのように、義父に注意していた夫なのでした。

夫の成長だと受け止めてみた

義父に注意している夫を見た時、真っ先に「普段は私がワンオペで、夫はたいして育児に関わっていないのに、自分の親の前だからってイクメンアピールをしている」と心の中で感じた筆者。実際に夫の注意を受けて義父は「あ、そっか。すまん」と申し訳なさそうにしていました。義両親は自分たちの息子のイクメンぶりを勘違いしたと思います。

義両親に真実を伝えるために、そして夫にチクリと「イクメンアピールやめろ」とクギを刺すために「いやいや、自分だっていつも家でやってるじゃん」と、笑いを交えて突っ込むこともできたかもしれません。

産後から続くワンオペ育児のしんどさや、家事育児をあまり手伝わない夫への不満がたまって怒りが爆発しがちだった以前の筆者であれば、夫婦二人きりになった後で夫に「いつも自分がやってるくせに、お義父さんにしたあの注意は何なの?」と半ギレで問いただしていたことでしょう。

しかし筆者は、夫の注意に義父が謝った後の宴会中、義両親と会話をしながらも頭の中でしばらくこの夫の行動に対する自分の答えを探していました。そこで導き出したのは、「夫の成長だと受け止める」という答えでした。