人手不足が叫ばれる今の日本では、即戦力になる中途採用者への期待は大きいのではないでしょうか。その一方で中途採用の社員を受け入れる現場は混乱することもしばしば。

中途入社者を受け入れるほうも、そして中途採用された本人も、最初は大変なことが多いものです。そこで今回は、中途採用で四苦八苦したことがあるという4人に話を聞きました。

独特な社内ルールに困惑ばかり!

「同業他社として見ていたときにはわからないような、独自のルールばかりで本当に困惑しました」と言うのは、あるIT企業に中途入社した30代のAさん。

「中には『なぜそうしなければならないのか』という謎だらけのものや、『それ、必要?』と思うルールも。社内だけで使われる略称や独特な言葉にも戸惑った」とぼやきます。

最初の半年くらいは社風になじめないかもしれないという不安でいっぱいだったと教えてくれたAさん。

「挙げだしたらキリがないけれど、意味不明だと思ったのはIT企業なのに給料明細はいまだに紙。休暇申請も紙。さらに営業が使う日報も紙。営業用の携帯はガラケーで、しかも営業がサボらないようにGPSが搭載されているとか」という状態だそう。