これは若い会社や人の入れ替わりが激しい会社にはよくある話かもしれません。しかし、こんなことではなかなか業務が覚えられずに、せっかくの即戦力をちゃんと戦力化するまでにかえって時間がかかってしまうでしょう。
急に教育係に指名されてもどう教えればいいかわからない
IT企業勤務の20代のDさんは、「急に教育係を任されて戸惑っている」と顔をしかめます。
「自分だってまだ入って1年も経っていなくて、正直戸惑うことも多い。まだ社会人歴自体も浅いし、特別仕事がデキるというわけでもないから、教育係を任されるなんて不安。自分だって上司や先輩に質問したいし、わからないことはわかるまで教えてほしい。教えるのもニガテだし、相手も年上なのでなんだか距離の取り方も接し方もわからないから憂鬱」と、言いたいことがたくさんある様子。
確かに、自分もまだ会社のことが全部わかっているわけではないのに任されると不安になりますよね。自分が教えてもらいたい立場なのに、教育係になってしまうと、教える方も教えられる方もストレスになるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで見てきたように、受け入れる側も入社する側も、どちらも大変な面はあると思いますが、会社の戦力になってくれることを期待して採用した大事な人材です。受け入れる側はいち早く戦力になってもらえるよう、そして入社する側は1日も早く仕事を覚えて力になれるように努力したいものですね。
大塚 ちえ