しかし「早く寝なさい!」「自分で食べなさい!」「うるさい!」といった発言の裏に「自分が面倒なことを大きな声で制している」場合、子供のことを思ってというより「自分の思い通りにならずにイライラする気持ちがあるのではないでしょうか。それはいわゆる「支配」になってしまっているかもしれません。ただ、親も人間です。いつも完璧に理屈通りに諭すことができるわけはありません。

そういった注意の際に大切なのが「子供自身を否定してしまわないこと」と言われています。最近よく耳にするようになった「自己肯定感を大切にしてあげる」ということ。幼い頃から親から大切にされてきた子供というのは、自己肯定感が高いと言われています。それに対し「お前はダメな子だ」「ケジメがつけられない」など、人格を否定され続けては、自分に自信など持てるはずがありません。将来、子供たちが自分を認め、自分を愛せるようになるためにも、どんなに怒っているときでもそういった点を大切にしてあげる必要があります。

褒めることの必要性・良い褒め方とは

それでは、褒められて育った子供はどのような特徴があるのでしょうか。また、効果的な褒め方とはどのようなものなのでしょうか。