一変、DJが現れ楽曲がテンポよい『INTO THE LIGHT』そして代表曲『Everything』のリミックスに変わると、衣装は輝くようなまばゆい白のドレスとなり、さらには「ドラァグクイーン」と呼ばれる女装家のダンサーたちが舞台上に現れます。タレントとしても活動するミッツ・マングローブも、ドラァグクイーンたちの一員となりコーラスとして参加。

そして舞台上にはLGBTQを象徴するレインボーフラッグが現れ、この舞台が年齢、国境、性別を超えるべきだというメッセージを強く掲げました。

MISIAから特別な説明はありませんでしたが、言葉なしに音楽でメッセージを強く伝える姿は、まさに日本を代表するアーティストであることの証明ではないでしょうか。視聴率自体は2部制になった1989年以降歴代ワーストとなり、紅白離れが叫ばれる中、ツイッターのトレンドワードでは1位になるなど、多くの人々に思いを届けたMISIA。彼女の姿がこれからのエンターテインメントの可能性を示したのではないでしょうか。

2018年の紅白でも星野源が発していたメッセージ

ジェンダーフリーのメッセージが多く込められていた2019年の紅白ですが、実は2018年の紅白で既にこのメッセージは叫ばれていました。