年齢によってはがん保険の加入が望ましいと考えられる場合もあります。

つまり、年齢や居住地、家族構成など自分の置かれている状況を十分に考慮し、「本当に必要なもの」にだけ保険をかけるよう取捨選択していくことが大切なのです。

おわりに

利用可能性ヒューリスティックがあることが分かった上でも、やはり保険に入った方がいいと考える方も多いかと思います。重要なことは、利用可能性ヒューリスティックに惑わされず、自分や家族の人生のリスクをきちんと見積もり、そのときどきに合った必要な保険を見極めることです。

ぜひ今年は、利用可能性ヒューリスティックを取り払って無駄な保険にお金を払わないようにしてみましょう!

鈴木 拓人