長期上昇トレンドの日経平均、その上値余地は? 大発会は中東リスクの影響に注意

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年1月5日

値固めからさらなる上昇を期待したいところですが、新年早々、地政学リスクが高まりつつあります。

米国は2日、イラン革命防衛隊司令官を殺害したと発表。中東情勢の悪化を懸念した投資家の間にリスク回避の動きが広がり、3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一時、360ドル以上下げる場面もありました。

また、安定供給への懸念から原油先物価格が急騰。安全資産とされる金も買われています。ここで、同じく安全資産として円が買われると、円高となり、日本企業の業績にも影響を与えます。大発会ではいきなり売りが広がる展開も予想されますので柔軟に対応したいところです。

長期上昇トレンド継続中。2020年は27,000円~28,000円水準か

2019年の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。

昨年は大発会で大きく下げてヒヤリとしましたが、その後は順調に上昇しました。いったんは4月に上値を押さえられ、8月には20,000円付近まで下げました。しかし、その後はまた上昇し、12月には一時、24,000円台を回復しています。

今年の動きはどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。月足などの長期トレンドを見ると、2012年6月あたりの安値から大きな上昇トレンドが形成されていることがわかります。

2018年12月、2019年8月と調整する局面がありましたが、トレンドラインは割り込んでおらず、むしろ押し目買いの好機でした。

現在は、バブル後最高値の、2018年10月2日の高値(24,448円)をうかがうような動きになっています。ここを超えてくるようなら、さらに上目線になれます。その際の上値余地ですが、長期トレンドラインのチャネルの上限は27,000円~28,000円となっており、大いに楽しみなところです。

下原 一晃

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下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。