なぜ日本の女性は産後うつになってしまうのか…「自分さえ我慢すればうまく回る」の危うさ 改正母子保健法が成立

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産後ケアの大切さを実感

このような状態に悩んでいる中、女性活躍のためのワーキングスペース「アッチコッカ(名古屋市千種区)にて行われた、一般社団法人 体力メンテナンス協会の野上聖子氏と、株式会社Social Attendのキャリアコンサルタントである片岡敦子氏によって企画された「産後のママの働き方座談会」に参加してきました。

この座談会では、「産後のカラダとココロを丁寧にメンテナンスする産後ケアプログラム」を行う野上氏が、産後ケア先進国・フランスへの視察でインタビューなどをして気付いた「なぜフランス女性が産後も生き生きしているのか」という理由を知ることができました。

フランスでは、産後10回程の骨盤底筋を鍛える 「ペリネケア」というものが社会保険でカバーされているそうです。「なぜペリネケアが産後うつに関係あるのか」と思うかもしれませんが、体型を戻すことで、女性としての自信を持ち続けることができ、母親ということに縛られず、自分を保つことができるといいます。

また、ベビーシッターを気軽に使う文化ということもあり、産後もベビーシッターをうまく使いながらこのようなリハビリを受けたり、仕事をしたり、夫婦でデートを楽しんでいる方が多いそうです。

日本はというと、母親のケアは産後1カ月の検診で終わり、産後ケアは実費にて行いますよね。筆者も上の子の時にアフタービクスや整体で骨盤矯正を行いましたが、月に2万円ほどの出費が半年ほど続きました。2人目を生んだ後は、お金の問題だけではなく子ども2人の預け先を考えるのも億劫で行かなくなってしまいました。

これは、日本では「子供が生まれたら母親は自分のことは後回し」という風潮が顕著に現れている例なのではないでしょうか。筆者もこの座談会に参加するまでは、「これから子どもにお金がかかるから、自分の体型は別に後回しでもいいし、子供を預けてまでしなくても…」と考えていました。

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執筆者
勝目 麻希

岐阜県出身。FP2級所有のライター。新卒でメガバンクに総合職として入行し、法人営業や国内法人決済部門で3年半働く。その後結婚のタイミングで商社に転職し、出産後には一旦専業主婦になるが、家事・子育てだけではない「人生のやりがい」が欲しいと思い、自分のペースで働くことができるフリーランスのライターの道へ。執筆内容は就労経験を生かした金融系記事がメインだが、たまに趣味のハワイ旅行記事なども。主婦目線の貯蓄、運用、世帯年収の増やし方などに関心あり。