なぜ日本の女性は産後うつになってしまうのか…「自分さえ我慢すればうまく回る」の危うさ

改正母子保健法が成立

産後の過酷な育児や孤独から産後うつが急増しています。そんな背景から2019年11月29日に「産後ケア事業」の実施を市町村の努力義務とし、心のケアや育児相談にきめ細かく取り組むなどとした改正母子保健法が参議院本会議で可決・成立しました。

今まで産後女性のケアにスポットは当てられていませんでしたが、産後のケアが拡充することにより、女性の精神的・肉体的な負担が減ることが期待できます。

想像以上に大変なワンオペ育児

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2歳児と0歳児を持つ筆者は、平日はほぼワンオペ育児をしていますが、これは想像以上に大変でした。特に2人目が生まれてからは、赤ちゃんがえりやイヤイヤが激しい上の子と、いつ泣くか分からない赤ちゃんを2人連れての外出は非常に難しく、いつからか必要最低限の外出しかできなくなりました。

「上の子を外で遊ばせてあげなきゃ」と思いながら、「わがままが通らないことに癇癪を起こして周りの人に迷惑をかけたらどうしょう」と考え、ひきこもりがちに。自分も人と会わないのでどんどんふさぎこみ、気軽に友人などに相談もできない状況が続きました。

夫は比較的帰るのが早いのですが、子供たちは19時には寝るので逆算すると16時頃から夕食やお風呂の準備を始めて、夫が帰る前には寝かしてしまいます。

こうなると夫に平日育児に参加してもらうことは物理的に難しく、自分ですべてこなすしかない状態。夫は休日には家事も育児もかなり積極的にしてくれる方だと思いますが、平日のワンオペ育児だけでも疲労困憊です。

このようにワンオペ育児の大変さに疲弊している方も多いのではないでしょうか? また、育児・家事に加えて女性の社会進出が謳われて、女性に対する負荷が大きくなっていることも痛感しています。かといって、夫に早く帰って育児や家事を手伝ってもらうことは物理的に難しいのが現実です。

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勝目 麻希

岐阜県出身。FP2級所有のライター。新卒でメガバンクに総合職として入行し、法人営業や国内法人決済部門で3年半働く。
その後結婚のタイミングで商社に転職し、出産後には一旦専業主婦になるが、家事・子育てだけではない「人生のやりがい」が欲しいと思い、自分のペースで働くことができるフリーランスのライターの道へ。
執筆内容は就労経験を生かした金融系記事がメインだが、たまに趣味のハワイ旅行記事なども。
主婦目線の貯蓄、運用、世帯年収の増やし方などに関心あり。