今まで「自分さえ我慢すればうまく回る」と考えていましたが、イライラした状態で逆に家族に迷惑をかけていたかもしれません。これからは、まず自分がどうすれば笑顔で気持ち穏やかでいられるかということを考えていきたいと思いました。

おわりに

座談会に参加して、産後ケアなど自分のことにお金や時間をかけることや、家事や育児をアウトソーシングすることに対して罪悪感を抱く必要は一切ないということに気がつくことができました。「あれもこれもやらなきゃ!」と自分で決めつけるのではなく、頼れることはどんどん手放すことにより気持ちも楽になります。

家事代行やベビーシッターなどのサービスも増えているので「自分さえ我慢すれば」という考えは捨て去り、いかに母親が笑顔でいられるように考えを切り替えていきましょう。

ただし、このようなサービスを利用するにはお金がかかるもの。改正母子保健法の「産後ケア事業」により、精神的にも金銭的にも母親達の負担が一刻も早く減ることを願います。

勝目 麻希