【シニアライフに向けて取り組んでいる/いた資産形成・資産運用(2019年)】
・円預金:63.4%
・株式投資:30.7%
・貯蓄性のある保険:21.7%
・投資信託:21.1%
・外貨預金:9.9%
・財形貯蓄:5.3%
・債券投資:8.3%
・確定拠出年金:3.3%
・不動産投資:4.7%
・ファンドラップ:2.3%

「円預金(63.4%)」が断トツで多く、次いで「株式投資(国内・海外)(30.7%)」、「貯蓄性のある保険(21.7%)」となりました。「円預金」に関しては、銀行の定期預金を活用している人が多いと予想されます。仕組みがわかりやすく、安定的な資産運用に繋がりやすいためです。

「貯蓄性のある保険」とは、年金保険や養老保険、一時払い終身保険などのこと。やはりシニア世代は、馴染みあるかどうか、仕組みがわかりやすいかどうかを重視するのでしょう。一方、「株式投資」や「投資信託」などで、資産運用に取り組む人もいます。何で「お金を守る」「お金を増やす」のかは人それぞれ。いずれにしても、資産形成・資産運用に積極的なシニア世代は多い印象です。

また、資産形成の状況は、シニアライフの満足度に影響するようです。同調査によると、「資産形成に取り組んでいる/いた」シニア世代の81.3%が、老後の幸せな暮らしを実感しているとのこと。一方で「資産形成に取り組んでいない」人の実感率は、74.9%に留まりました。

すでに葬儀の準備を始める人も……シニアの終活状況

最後にシニア世代の終活状況を見ていきます。2019年、シニア世代はどのような終活に取り組んだのでしょうか。