2019年10月からスタートした保育無償化は、ご存知の通り3歳~5歳児クラスの子どもが対象。0歳~2歳児クラスの子どもはこれまでと変わりなく、保育料を支払わなくてはいけません。

もちろん、保育料はその世帯の年収に応じて払うものなので公平ではあるものの、子どもの年齢が低ければ低いほど高くなります。そのため、0歳~2歳児クラスの子どもにかかる保育料は、それなりに各家庭の負担になるものです。

そんな保育料を、どちらの口座から引き落とすかで揉めたことのある共働き夫婦は少なくないのではないでしょうか。特に財布や銀行口座を別にしていると、保育料をはじめとする教育費をどのような考え方でどう負担するかは悩ましいもの。フリーランスの筆者とサラリーマンの夫のケースをお話します。

財布は別、お小遣い制なしの共働き夫婦

筆者夫婦は俗に言うワンオペ妻と激務夫。もともとは夫が平日土日問わない激務のために筆者が働き方を変え、時間や場所の制約を受けない仕事に変更した経緯があります。子どもが産まれると、筆者は家事育児をほとんど自分でこなしつつ、仕事も並行して行ってきました。

我が家の支出負担をざっくり紹介すると、筆者よりも収入が多い夫が住宅ローンや車関係、水道光熱費などを、筆者が食費や日用品、学資保険や洋服、オムツなど子どもに関することすべてを担っています。お小遣い制や夫婦共同の口座は作らず、定期的にお互いの収入と支出の見直しをしていくスタイルを取っています。

もちろんそれぞれに毎月目標とする貯金額はあり、それに向けて貯金もしていますが、二人ともどうしても毎月の動きにバラつきが出てしまいます。