3. どれだけ働かなければいけないか?
最後に、この金額を自分が収入として得ようとするとどれくらい大変か?を考えてみましょう。
たとえば年収400万円でフルタイムで働いている場合、時給は約2千円になります。買いたいものが30,000円だとしたら15時間、約2日分の労働が必要となります。
自分が丸2日働いても欲しいものか、そうでないのか考えて、許容できる範囲ならば、買ってもいいかもしれません。
その体験で得られる喜びと稼ぐための労力のバランスを考えた際、何時間働いてもこの体験を得たいと思うのならば、決して浪費ではありません。
逆に、500円でも1,000円でも、そのために稼ぐ気が全く湧かないのであれば、その消費はあなたを幸せにさせることはないのです。
まとめにかえて
むだづかいは、3つの法則を守ることで防ぐことができるかもしれないということをお話しました。
1つは購入予定のものをどれくらいの頻度で使うかを考えること、2つはお金を払ったことで得た体験が自分を幸せにしてくれるかを考えること、3つは使うお金を稼ぐために自分がどれだけ働かなければいけないか考えること。
気をつけなくてはいけないことは、自分を幸せにしてくれるものはブランド品や高級自動車や広いマイホームなど人と比べて満足感を得るようなものでなく、友人との時間や家に飾る花など主観的に喜びを感じるものだということでした。
年末に向けてセールやバーゲンなど買い物の機会が増えてきますが、むだづかいをせずに、「良い買い物をした!」と気持ちよくお金を使えるように、ぜひ参考にしてくださいね。
泉 彩