女性の社会進出や共働き夫婦の増加は、子どもを取り巻く環境を大きく変えています。そのうちの一つが、子どもが口にする食べ物。液体ミルクやベビーフードといった乳児期向けのミルクや離乳食はもちろん、幼児期向けのお菓子にも忙しい親を前提とした商品が続々と登場。

そうした親にとってある意味では都合のいい食品は、どうしても「子どもにとっては害悪なのではないか」という罪悪感がつきまといます。実際に筆者がそうです。そこで来春に発売されるカンロ「あそぼん!グミ」の発表イベントに登壇された発達心理学者の内田伸子さんのお話から、その罪悪感をなくすヒントを探りました。

「あそぼん!グミ」が2020年春に発売

カンロがこのたび2020年の春に発売することを発表した「あそぼん!グミ」は、同社で実際に5歳と2歳の子どもを育てるマーケティング部Kanro五感ワクワクプロジェクトリーダーの片桐依里さんが中心となって作ったグミ。12月18日に行われた記者発表では、片桐さんが開発経緯を語りました。

親からすると、子どものおやつは電車内や外出先などの愚図り対策やご機嫌取り、さらにはお楽しみイベントやご褒美として与えたいもの。しかし、添加物や栄養面などが心配で積極的に与えるのは躊躇してしまいます。「あそぼん!グミ」(「どうぶつの世界」、「うみの世界」の2種類展開)は、そうした親のジレンマを解消しつつ、子どもにとっても嬉しいポイントを詰め込んだそう。

カラフルで思わず手に取りたくなる形と触感だけでなく、人工甘味料や合成着色料を使用せず、国産果汁を使うなど安心にも配慮しています。子どもの好奇心や五感を刺激し、親も安心して与えたくなる新しい子ども向けグミとなっています。