【“ソロ活”にかける1ヶ月あたりの平均金額(年代別)】
・20代:12,743円
・30代:11,228円
・40代:13,099円
・50代:14,357円
・60代:14,678円
・全体平均:13,254円

最も高かったのは60代の14,678円、最も低かったのは30代の11,228円、全体平均は13,254円となりました。30代が最安となった理由について、仕事や育児に奔走する世代であるため、“ソロ活”に割く時間を取れないのかもしれません。

また、同調査では「“ソロ活”にかけても良いと思う1ヶ月あたりの上限金額」についても、回答を募りました。

【“ソロ活”にかけても良いと思う1ヶ月あたりの上限金額(年代別+経験の有無)】
・20代:12,594円
・30代:13,518円
・40代:14,983円
・50代:17,898円
・60代:18,993円
・全体平均:15,597円
・“ソロ活”経験者:20,239円
・“ソロ活”未経験者:9,494円

年代が高くなるにつれ、上限金額も上がっていますね。さらに年代とは別で、“ソロ活”経験者および“ソロ活”未経験者の上限金額に、2倍近くの差があるようです。この結果から、“ソロ活”経験者は「一人での楽しむ」ことの魅力、重要性を強く感じていることがわかります。

ソロ活が仕事にもたらす効果とは?

同調査はビジネスパーソンを対象としたもの。“ソロ活”が仕事にどのような効果・影響をもたらすのでしょうか。以下の調査結果をご覧ください。

【ソロ活を行ったことによる経験】
・“ソロ活”をしたら視野が広がった(60.6%)
・“ソロ活”をしたら生活充実度が上がった(59.0%)
・“ソロ活”をしたら知識・経験が上がった(57.7%)
・“ソロ活”をしたら自信がついた(52,8%)

モノの見方が変わり、視野が広がったという回答がトップとなりました。とりわけクリエイティブな職業においては、イノベーション・アイデアの創出という観点から“ソロ活”が有効だと考えられます。

また、“ソロ活”経験者の4人に一人が「会話力が上がった」、「友達が増えた」と答えており、人間関係やコミュニケーション能力に好影響をもたらすことがわかりました。さらに20代男性の5人に一人が「“ソロ活”がきっかけでパートナーができた」と回答。“一人なのに恋人ができる”という、逆説的かつユニークな結果となりました。

まとめ

「一人カラオケ」に「一人焼き肉屋」など、近年はお一人様でも楽しめるレジャー・グルメ施設が増えました。それだけ“ソロ活”を楽しむ人が増え、利用客のニーズも増加したことになります。仕事からプライベートまで、私達の暮らしに好影響を与える“ソロ活”。未経験者の方は、これを機に挑戦してみては?

高橋 一磨