夫が実家ベッタリではないなら帰省の期間を話し合う

悶々とした気持ちを抱いたまま、新しい年を迎えるのは避けたいですよね。実家大好きの夫でなければ、帰省に関する意見交換をしてみましょう。

最初から「帰省がしんどい」とストレートに言うと、衝突する怖れがあります。正月明けすぐに子供の習い事がある、仕事のシフトもあるから滞在期間を短縮したい、など現実的な問題を突き付けていくと、意外と短縮案を受け入れてくれるはずです。

結婚10年目のEさんは、思い切って帰省のことを旦那さんに相談しました。運良く小学1年生の長男が習っている空手道場が1月2日にその年最初の集まりがあったのです。しかも先生は暦や風習を大切にしています。

「1月2日は習い事はじめ」と何かを始めるには最適な日と言われており、参加は自由なものの先輩ママに聞くと先生ご夫婦の手作りお汁粉などが食べられ、大勢の生徒さんが来ると評判でした。

また、Eさん自身も4日は早出のシフトになっていました。子供の意見とEさんの仕事を考慮し、Eさんの夫は「今年は早めに戻ってくるか」と短縮案をすんなり受け入れてくれたといいます。

元気でいることを確認し合う儀式と割り切る

義理の両親の自宅に帰省すると、何かと気が張って休まることがありません。なるべく短く済ませたいとは思うものの、孫の成長も見せる機会なので無視することもできません。子供が小さい時は滞在日数も長くなりがちですが、大きくなっていくと子供の用事も入ってなかなか帰省することも難しくなります。

たしかに憂鬱な気分になりますが、帰省はお互いが元気でいることを確認しあう儀式です。「こうして帰省する機会も限られている」と割り切り、それでも辛いなら短縮する方法を実践して乗り切りましょう。

中山 まち子