散財派
欲しいと思ったものをすぐに買ってしまう散財派の子供には、どんな小さな買いものでもお小遣い帳に記入させる方法がおすすめです。
この方法ならお金を全て使ったときに、購入したものを見返すことができ、本当に必要だったものと不要だったものを区別することで、次にお金を使うときの指針となる考え方が身につくのです。
この見返しのときも親は怒るのではなく、「お菓子なら家にもあったから、自分で買わなくてもよかったかもね」などとアドバイスすると、子供が自分で考えて行動する動機づけになりますよ。
いつものお小遣いの使い方で散財派タイプだとわかる子供には、いきなり高額を使えるお年玉で実践するのではなく、毎月の小遣いで慣らしていくというのもよい方法です。
お小遣い帳の記入や見直しがなかなか身につかないという場合には、「買いものの下見をさせる」のもおすすめです。
欲しいと思うものがあったとしても、一度はお金を持たずにお店で下見させ、1~2日家で考えてから購入を決めるようにさせると、無駄遣いが減るだけではなく、しっかりと考えて購入するという癖がつくようになりますよ。
貯蓄派
子供の中にはお年玉やお小遣いにまったく手をつけずに貯金するというタイプの子もいます。
このようなタイプは一見計画的に見えますが、「使い方がわからない」という子や「使う目的がないからなんとなく貯金している」という子などもいます。
また「無駄遣いと怒られるのが嫌で貯金している」というようなタイプの子もいて、そのまま貯金させているだけでは、お金の使い方をわからないままになってしまい、何か欲しいものがあったときに衝動的に大きなものを購入してしまうという失敗にもつながりかねません。
貯蓄派の子供には少額でもいいので、必ず何かを自分で選んで購入させるようにしましょう。どうしても欲しいものがないというときには、学用品などの必需品を自分で選んで購入するようにさせます。
このときに「キャラクターグッズなどかわいいけれど金額の高いもの」や、「キャラクターなどがついていないけれど安価なもの」など、いろいろなものを見てから購入する機会を作ると、自分にとってどのようなものに価値があるのかを考えて購入できるようになりますよ。
ほかにも新学期などの新しいものが欲しくなるシーズンに、貯金を下ろして欲しいものを購入するというように、より計画的にお金を使う方法を一緒に考えるのもおすすめです。
お年玉を機会に金銭管理を学ぼう
お年玉を活用して子供に金銭管理の方法を学ばせる方法や、子供のお金の管理方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
子供がすぐに金銭感覚を身につけるのは難しいもの。親から見ると無駄遣いと思うことがあっても、長い目でじっくりと取り組んでみましょう。
フェミエール