しかし、サラリーマンを定年退職して、仕事をせずに時間を持て余している人も多いようです。そうした人にとっては、年賀状を書くメリットは大きいでしょう。「することがある」だけで人生の張りになりますから。

昔のことを思い出しながら年賀状を書き、「たまには会おう」とでも書いておけば、外出して昔懐かしい知人と会う機会に恵まれるかもしれません。相手も時間を持て余している場合も多いでしょうから。

筆者自身に関しても、大学を定年で去った後は、時間を持て余すようになるかもしれません。その時には、古い年賀状で住所を確認し、懐かしい友人たちに「たまには会おう」という「暑中見舞い」を出すことにしましょう。年賀状やめました宣言をしてしまったので、今更撤回するわけにも行きませんから(笑)。

本稿は、以上です。なお、本稿は筆者の個人的な見解であり、筆者の属する組織その他の見解ではありません。また、厳密さより理解の容易さを優先しているため、細部が事実と異なる場合があります。ご了承ください。

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塚崎 公義