中高年サラリーマンにとっての年賀状のメリットとコストとは?

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年賀状は素晴らしい日本の風習のひとつですが、時には年賀状を出すメリットとコストを冷静に比較してみることも重要だ、と久留米大学商学部の塚崎公義教授は説きます。

年賀状を出す目的は挨拶、近況報告、連絡先交換、義理

正月に年賀状を受け取って、懐かしい人のことを思い出した読者も多いでしょう。日本の風習として、正月を感じる、良いものだと思います。しかし、時には年賀状のメリットをコストと比較してみてはいかがでしょうか。年賀状をやめる、あるいは大幅に減らす、という選択肢も検討してみましょう。

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本人の置かれた状況によって事情は大きく異なるでしょうから、本稿では、中高年のサラリーマンおよび元サラリーマンを念頭に、メリットとコストについて考えてみたいと思います。

筆者は2年前に、還暦を迎えたことを契機として年賀状を出すのをやめました。終活の第一歩、ということでもありますが、コストとパフォーマンスを比較して、やめることにしたのです。

筆者は若い時から、比較的多くの年賀状を出していました。友人や知人に挨拶をする、という本来の目的もありますが、若い時は人事異動や結婚など、近況報告を行なったり受け取ったりする事項も多かったからです。

「現役時代は忙しくて会えないけれど、定年になって暇になったら一緒に飲もう。それまでお互いに連絡先を交換し続けよう。住所等が変更になっても、毎年年賀状を出して入れば、行方不明にはならないだろうから」という意味もありました。

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塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行
おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。
現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。
(近著)
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