2019年も残り10日ほど、2020年に向けて色々考える時期かと思いますが、ぜひお金の使い方についても考えてほしいと思います。
今回は証券アナリストで経営アドバイザーの垣屋美智子さんが、家や車など大きいものを買う時のポイントを教えてくれました。
※本稿は、垣屋美智子著『使えば増える!お金の法則―ワクワクしながら資産づくり―』(時事通信社)の一部を再編集したものです。
日本人の「新品志向」は非効率!?
私は大学卒業まで海外で生活していましたが、帰国後から常々感じているのは、日本人の「新品好き」です。
自動車を購入するなら新車、自宅を購入するなら新築、といった具合に、特に高額なモノほど新品にこだわっている気がします。車や家ほど高額でなくても、第一子にはお下がりを着せないとか、新居には家具を新調するとか、新しいモノを購入したがる傾向があるように思います。
もしかしたら、日本人は「新品好き」というより、中古品に対してネガティブなイメージを持っているのかもしれません。しかし、これらの新品志向は、あまり意味をなさないだけでなく、非効率なお金の使い方につながります。
たとえば、自動車(=車)。
車は、本来〝移動のための箱〟ですし、使用期間に比例して値段は下がっていく消耗品です。