そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。寄り付きから利益確定売りに押されて安く推移し、後場の半ばには一時▲146円安まで下落する場面も見られました。

その後やや挽回しましたが、反落で引けています。終値では再び24,000円台を割り込みました。

なお、TOPIXも同じような値動きで反落となりました。

東証マザーズ株価指数は大幅反落、売買代金は6日連続で1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は8,091万株、売買代金1,543億円となりました。出来高は前日よりやや減りましたが、売買代金は増加しています。

先週から始まった年内のIPOラッシュを受け、個人投資家の資金移動が激しさを増しており、売買代金は6日連続で1,000億円を上回りました。さらに、久々となる1,500億円超えにもなっています。

ただ、IPO銘柄への資金移動に伴う現有銘柄の見切り売りも多く、株価指数は大幅反落となりました。900ポイント回復が遠のきつつありますが、依然として今後も弱含みの懸念が残ります。

第一三共が▲6%安に迫る急落、事業売却などポジティブ報道の日立製作所が大幅高

個別銘柄では、ファナック(6954)やダイキン工業(6367)などの主力大型株が大きく値を下げ、ファーストリテイリング(9983)も軟調な値動きでした。

また、前日に研究開発説明会を実施した第一三共(4568)が期待外れ感から一時▲6%安に迫る急落となり、エーザイ(4523)など医薬品株に下落が目立っています。