このように、貯金の目標金額およびいつまでに貯めなければならないかがハッキリしているのであれば、貯金の計画が立てやすくなります。あと10年で2,000万円貯めなければならない人と、あと30年で1,000万円貯めればよい人では、貯金計画が自ずと変わってくるでしょう。

ゴールまでの道のりが長すぎて具体的な計画を立てづらい場合は、期間をいくつかに区切って、その期間ごとに目標金額を設定するのが効果的です。

「2年後に300万円」→「5年後に1,000万円」→「10年後に2,000万円」というような形でマイルストーンを設定することで、具体的かつ実現可能な計画を立てやすくなるでしょう。

まとめ

貯金をするためには、注意しておきたいポイントや抑えておきたいコツがたくさんあります。ただ、今回はそういった「How to」の部分よりは、どちらかと言えば貯金に向けた意識付けを重点的に見てきました。

どんなに立派なテクニックでも、利用者にそれを使いこなせるだけの下地がなければ、意味がありません。まずは、継続的に貯金を行っていける「体づくり」から、しっかりと行っていきましょう。

川上 俊介