「給料が上がらないから仕方ない」と思われるかもしれませんが、現実問題として預貯金がなければ老後の生活が厳しい以上、何とかしてお金を貯める道筋を探すしかありません。

毎月の出費の内容と金額をきちんと把握する

お金を貯めるためには、今自分がどのようなことにどれくらいお金を使っているかを、きちんと把握しなければなりません。

「それぐらいきちんと把握できている」と反論される方もいるかもしれませんが、支払い手段が多種多様になってきている昨今では、出費というのは財布から直接出ていくお金だけではありません。

電子マネーやQRコード決済での支払いは、モノとしてのお金が減っているわけではないため、出費としてなかなか把握しにくい側面もあります。

一度、まるまる一ヵ月の出費をすべてチェックしてその内容と金額を書き出してみて、自分の認識と相違ないかを確認してみましょう。

「減らせる」出費、「なくせる」出費を見抜く

貯金を行う場合、出費を減らして浮いた分のお金を貯金に回すという方法が一般的です(もちろん収入を増やしてもいいのですが、出費を減らすことよりもハードルが高い場合が多いです)。

出費は、「減らせる」出費と「なくせる」出費を見抜くことが重要です。たとえば、食費はなくすことはできませんが、切り詰めて減らすことはできます。