• 怒る前に一呼吸して、怒りのボルテージを下げておく
  • 子どもができなかったことに対して「頑張ったね」「もう少しだったね」と努力を認める
  • 子どもの好奇心を尊重する
  • 「なぜダメなのか」「どうすべきなのか」を説明したうえで怒る
  • 自分だけのストレスの発散方法を見つけておく

また、このような対応をするためには「大人が余裕がある状態」でいることが大切です。余裕がある状態というのは、身体の余裕、心の余裕、経済的な余裕、環境的な余裕(子育てを手伝ったり相談に乗ってくれる人はいるか、夫婦関係は良好か)などさまざまな要因があります。

実際に子育て中に「余裕がある状態」でいることは非常に難しいことですが、自分の意思で状況を変えられるのは大人だけです。

子どもにとっては親から言われること、されることが全てであり、自分では何も変えることができません。親が自分で意識的に心に余裕を持てるように習慣や環境を変えなければいけないのです。

親が余裕のある状態になるためには、「我慢は美徳」という日本人特有の固定観念は捨てて、家事を減らす、便利家電を購入する、家事代行を雇う、自分の時間を確保するなどさまざまな方法を試すことが必要だと言えます。

そうすることで子どもに対して威圧的な態度を取ったり、行動を焦らせたりするのを減らすことができるのではないでしょうか。

おわりに

教育は確かに大事ですが、本人の意思を尊重しなければいけません。受験に失敗しても取り戻せるような精神的な強さや、学歴に関係なく困難を乗り越える力のほうが本当は大切なのです。心に余裕を持ち、自分の子どもを信じ、子どもの選択をサポートしていくようにしたいものです。

LIMO編集部