無意識に子どもの自尊心を傷つけるしつけをしていませんか?

児童精神科医の佐々木正美さんの著書『子どもへのまなざし』(福音館書店)には、「しつけというのは、子どもの自尊心を傷つけるようなやり方でしようとしては、ぜったいにいけないのです」とあります。では、自尊心を傷つけるしつけとはどんなものなのでしょうか。

  • 「おもちゃを片付けないと捨てちゃうよ!」「置いていくよ!」と、実際はしないことを言って子どもを脅す
  • 子どもの遊びに「何でそんなことをしたの!」と問いただす
  • 「もうあんたはダメなんだから」と人格を否定するような発言をする
  • 「ダメ!」と怒鳴って終わり
  • 大声で怒る
  • 疲れているときに子どもに対して口調が強くなったり、怒るなど八つ当たりをする

言われてみると、無意識にこのような行動を取っているという方もいらっしゃるかもしれません。「言うことを聞いてくれないし…それくらいしなければ動いてくれないから」と思うかもしれませんが、このようなことを大人に対してする人はいないはずです。

子どもの心を傷つけ、支配しないためには

子どもの自尊心を傷つけないようにするには、「しつけ」と「支配」の線引きをすることが大切です。親の都合による指示ばかりしていると、子どもの自尊心が損なわれる可能性もあるので、子供に接するときは以下の点に気をつけてみてください。