紙の家計簿でもスマートフォンのアプリやエクセルの表でも、いつも妻が管理しているお金の流れを「目に見える形で」夫にも示してあげましょう。そうすると、妻の言う『余裕がない』『やりくりしてなんとかやっている』状況が具体的な数字で理解できるため、夫も「これならおこづかいの増額はたしかに難しいな」と納得できます。妻も、これまで1人でこなしてきた家計の管理について夫と情報を共有することで、「2人で一緒にやりくりを頑張っていこう」と、協力を得ることができるでしょう。
まとめ
老後資金の準備や成長とともに増えていく子どもの教育費など、夫婦の前には乗り越えていかなければならないお金の問題が山積しています。夫や妻は、共にそれらの問題に立ち向かっていく、いわば「同士」や「戦友」のようなものです。
「節約」「節制」というと、ついつい辛いイメージがつきまといがちな家計管理の話題ですが、夫婦でお金のことをよく話し合って協力体制をつくり、「余裕ができたら旅行に行こうね」といった先々の楽しみも共有することで、前向きに頑張るモチベーションにも繋がります。
パートナーとの金銭感覚の違いについて認識したうえで、すり合わせをしたり上手い落としどころを見つけたりと、互いに歩み寄る姿勢を大切に過ごしていけたらいいですね。
【参考】
「夫婦の収入と貯蓄額に関する調査」ゲンナイ製薬調べ
LIMO編集部