<40代の単身世帯>
• 金融資産を保有する世帯の割合:57.4%
• 保有世帯の金融資産保有額の平均値:1,177万円、中央値:500万円
• 金融資産ゼロ世帯を含む全体の平均値:657万円、中央値:25万円
※「金融資産ゼロ世帯」とは、預貯金を含む金融商品を保有していない世帯と、預貯金のみを保有しているがそのうち「運用または将来の備え」がゼロの世帯を指します。
金融資産ゼロ世帯を含んだ金融資産保有額の中央値は25万円、つまり40代単身世帯者の半分は金融資産が25万円以下ということです。貯蓄したくてもできない人が数多くいることがわかります。彼/彼女らが50代になって所得を増やし貯蓄ができるようになるのでしょうか。
また、非正規労働者の問題のひとつは公的保険・年金の加入率が低いことです。厚生労働省による「平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」では、正社員の雇用保険加入率92.5%、健康保険加入率99.3%、厚生年金加入率99.1%でした。たいして非正規労働者は雇用保険67.7%、健康保険54.7%、厚生年金52.0%となっており、失業時や身体が不調のときはもちろん、老後の生活にも不安の残る数字となっています。
いくら年金をもらえるかを確かめよう
老後の不安はどうやって解消するのか。まずは自分が将来、年金をいくらもらえるのかを試算し、現状を把握しましょう。自分の年金を確認する方法は主にふたつあります。ひとつめは、自分の誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」をチェックすることです。