先生に送る年賀状の宛先は学校の住所

筆者の子供達は、担任の先生に年賀状を出す際は小学校の住所を書いています。最初は住所も分からないので、どうやって先生に年賀状を出せばいいのか悩んでいました。

そこで近所の先輩ママに聞いたところ、「今は学校に年賀状を出すのよ」と返ってきたのです。先生からも、年賀状を出したい子は学校の住所を使うよう指導されていたことが後日判明しました。

生徒の住所を把握している担任の先生から年賀状は届くものの、生徒は誰も先生の住所を知りません。1年生から6年生まで、中には卒業生から送られた大量の年賀状が小学校に届くのです。

仕事始めの4日に児童からの年賀状を一生懸命仕分けする先生たちの姿が目に浮かびます。ベテラン教師の中には、昔の方が楽だったと内心思っている先生もいることでしょう。

学校でハガキの書き方を習ってくる時代

遠方に住んでいる祖父母にも、メールやLINEを使えば文章だけでなく写真や動画で最近の様子をすぐに伝えられる時代です。手紙やハガキを書くことは親世代に比べれば激減しているのは明らかです。

そういった時代背景もあり、ハガキの書き方を小学校で学ぶことがあります。筆者の子供達も、日本郵便の「手紙の書き方体験授業」という教材を使用し、宛名の書き方を勉強してきました。

クラスメイトの多くが自分の住所を書けず、その様子を見た先生が「今はハガキを書かなくなったからね」と苦笑いを浮かべていたそうです。