・「上の子のときは自分も緊張していたのを覚えています。でも、自分が下の子を入園させて気づいたのが『もうそこまでフレッシュなテンションに戻れない』ということ。上の子で3回もやっている行事にそこまでドキドキしないというか…だから『冷めている』とか『くつろぎすぎ』といわれても、ハイ、そのとおりですという感じです」

・「上の子の担任だった先生がまた下の子の担任に。お姉ちゃんがとにかく手のかかる子だったので、当時先生とは密に連絡を取らせてもらっていました。そのため、苦楽を共にした仲間意識というか…別に周囲に見せつけたいというわけではないのですが、やっぱり他のママより距離が近いというのは自分でも感じています。でも、先生を独占したいとかは思っていません」

・「四人目ともなると、他の保護者と比べ自分の年齢が高いのは一目瞭然。若いママたちが一斉に友達を作ろうとキラキラしているとあまりのも眩しく、こんなおばさんが話しかけたら申し訳ないな…という思いから一線を引いてしまっています。ラインとか聞かれても、友達登録の仕方もあやしいので、そういうのも別にいいかな…」

みなさん口をそろえて言っていたのが「仲良くなれたらそれは素敵だけど、もう一度新しい友人関係を作るパワーがわかない」ということ。自然に距離が縮めばベストですが、上の子の付き合いと合わせると2倍のコミュニティを作るのは、複数の子供を育てるママたちにとって腰が重いようです。

まとめ

周囲からはボス的に思われ、園を牛耳っているようにさえ見えてしまう二人目園ママ。そんな園ママたちだって最初は一人目ママでした。しかし、月日が流れると女たちはどうしても強くなっていきます。その姿は時に周囲を圧倒してしまったり、言動がキツく聞こえてしまったり。決して相手を傷つけるつもりはなくても、その慣れからくる態度が初めてのママたちを怖がらせる結果となっているようです。最初は怖いかもしれませんが、頼りにもなる二人目園ママ。慣れてきたら怖がらず少々腹を割って話してみると、分かり合えるかもしれませんね。

佐渡 六花