「彼とは2年間交際した後に結婚。穏やかで優しい彼と一緒にいると落ちつくし、安心できる。結婚するならこの人しかいない、と思っていました」しかし、幸せに満ちた結婚生活を送るはずだったふたりの間に暗雲が立ち込めます。それは・・・姑。

「ひとりっ子だった彼は、母親に溺愛されて育ったんです。だからお母さんは、私のことを『自分の息子を奪った憎い女』だと考えていたみたいですね」それでも最初は「お母さんと仲良くなりたい」という気持ちで頑張っていたC子さん。しかし、相手はまったくそんな気はなかったようです。

「典型的な嫁いびりでしたね(笑)。親戚の集まりでは徹底的に私を無視。そして私の前で彼に『痩せたんじゃない?ちゃんと食べさせてもらってるの?』『なんだか顔色が悪いけど・・・あなた結婚してから元気がなくなったわよ』なんて言うんです。私が食事を作っても一切手をつけない。彼の昔の彼女の話題を出して『あの子と結婚してほしかった』と言う・・・。

私も気が強い方なので、『それは失礼なんじゃないですか?』などと言い返してたんですが、そのたび『おぉ、怖い怖い』と大げさにおびえた素振りをする・・・今思い出しても腹が立ちますよ(笑)」

しかし、元ご主人はそんな光景を見て見ぬふり。それでさらに腹が立つC子さん。「実家に帰省するたびに夫婦喧嘩していました。『なんで助けてくれないの?』と私が責めると『そんなこと言ったって、なんて言っていいのか・・・』と言葉を濁す彼。最悪ですよね」

「夫婦」という縛りを無くしたら

ある日、例のごとく嫁いびりをされて憤慨していたC子さんに、元ご主人は土下座をして謝ってきたのだそうです。