小さな子供のいる家庭で行事の度に祖父母へ声をかけるか否か、世の中のパパ・ママはどうしているのでしょうか?
・「うちは基本的にすべての行事に義両親を招待しています。田舎の家だからか節句などのお祝いは大切にしたいようで、祖父母とも伝統のやり方や決まり事をきっちり守るタイプです。そんな様子なので、特に主人が長男なのもあって声をかけないわけにはいかず、毎回呼んでいます。本音を言えば自分たちだけで落ち着いてお祝いしたいのですが、後から色々言われるのも嫌なので…」
・「息子の初節句だけは、両家の親を呼びました。どちらも遠方に住んでいてそう気軽に来られるわけではないのですが、『初』ということで、義両親だけでなく自分の親も招待しやすくてよかったと思います。」
・「子供たちが大きくなって幼稚園や小学校に通い始めてからは、年間の行事も多くなるので、自分の親と義両親には交互に声をかけるようにしています。両家が一堂に会すのもにぎやかで子供は喜ぶのですが、運動会や音楽会で大人数分の場所取りをするのも大変なので…。私としても、義両親が来るときには『嫁として』ある程度気を張っていなきゃいけないけれど、自分の両親を呼んだときには適当な対応でいいので(笑)、別々に来てもらったほうが都合いいんです」
毎回紹介している人に初節句だけだったパターン、交互に声をかけているママなど、家庭の事情によって対応はさまざまです。なかには、「いっそ両家とも声をかけない」というママもいます。
・「特に何か揉め事が起きたわけではないのですが、赤ちゃんの頃は行事の度に声をかけていたどちらの両親も、今は呼んでいません。祖父母たちの孫に会えて嬉しい気持ちが段々とヒートアップしていくのが目に見えて、なんとなく嫌な予感がしたので早めに手を打ちました。
いずれは自分たちだけでお祝いしたいなと考えていて、このままだと熱の上がりきった両親がいつまでもやってきそうだなと思ったので…。はじめのうちは『どうして最近呼んでくれないの?』と連絡がきたりしていましたが、子供の体調が悪いとかパパが忙しいとか理由をつけてごまかしているうちに、自分たちでお祝いするのが基本、という今の状態に落ち着きました。」
主役の子供を最優先に、楽しいお祝いやプレゼントを
節句や誕生日はもちろん、園や学校の行事の主役は他でもない子供たちです。プレゼントについても、受け取る子供が喜ぶものであることが何より大切でしょう。祖父母との関わり方に悩んだり贈り物に困惑したりと周りの大人が慌ただしくしていて、肝心の子供たちが楽しめないなんてことのないように、それぞれの家庭にあったスタイルでお祝いできたらいいですね。
LIMO編集部