現在、パニック障害という病気を抱えているしらたまママさん。この病気を患ってから、もう20年間という期間が過ぎましたが、その間ごく親しい人を除き、病気のことは公表せずに過ごしています。

そんなしらたまママさんが振り返るのは、娘さんを授かったときのこと。「夫と籍をいれたのは、2月の大安吉日でした。結婚式も披露宴もせず、役所に婚姻届を出しただけ。夫婦になったという実感が、なかなか湧かなかったことを覚えています。そして籍を入れた翌月のこと、起きた瞬間に、今まで経験したことのない、ものすごい吐き気に見舞われたんです。」

しらたまママさんは、苦笑いしながら続けます。「結婚しているんだし、普通だったら、『妊娠?』とか思うのかもしれませんが、当時の私は、結婚しているという意識がすごく薄くて。加えて、前回の生理がいつきたかも覚えてないくらいのズボラな性格。単なる食べすぎだろう、ぐらいに考えて、そのまま出社してしまったんです。でも、仕事中も、ずっと具合が悪くて…。」

「それ、もしかして『つわり』じゃないの?」