「彼の人当りのよさから、友達が多いのだろうとは思っていた。だから会えないのは仕方ないけれど、寂しいと伝えたら彼が『じゃあ一緒においで』と誘ってくれた。彼の友人に紹介してもらえるのがうれしくて、浮かれながら行ったのでマルチ商法のパーティーだと気づかなかった」とCさん。

「ああいう世界の人たちって異常なくらい仲がいい。でも、当時はみんなに愛されている彼ってすごい、と思っていた」のだと言います。しかし、何度か連れていかれてマルチ商法なのでは、と気づいたCさんは彼に詰め寄ったのだそう。

「マルチをやめるか、やめないなら私と別れるか。どちらにする?と言ったら彼は困った顔をしていたけれど、そのまま自然消滅。要は、私はマルチに負けたんだと思った」とCさんは苦笑い。今でこそ言えるけれど、当時はつらかったとも話してくれました。

まとめ

ちょっと衝撃な話でしたが、3人とも「当時の自分が何でそう思い込んでいたかよくわからない」ということを言っていました。当時は当時で真剣にいろんなことを考えていたのでしょうが、あとから振り返ってみれば「馬鹿なことをしたな」と思うのだそう。私たちはそんなことのないように気を付けたいものですね。

大塚 ちえ