「今度の仕事が取れたら返せるから20万円貸してほしい」とか「ステップアップのために有料のワークショップを受けたい。劇団のプロの人が指導してくれるから結構高くて35万円かかるけど、そのあとその指導してくれる人から仕事を紹介してもらえる」などの言葉でAさんを翻弄しました。

Aさんは「ボーナスだけじゃ足らずに、親が貯めてきてくれたお年玉にも手を付けた自分が情けない」とため息をつきます。「当時はまだ、自分を騙そうとする人がいるなんて思いもしなかったし、『彼はいつか有名声優になる。世間が彼の魅力に気づく前から彼を支える、いい奥さんになる』と思っていた」と話してくれました。

ちなみに、彼とはある日突然連絡が取れなくなり、そのまま音信不通。もちろん、声優として活躍している様子はないとのことでした。

不倫相手の貯金をアテにする男

ある対面証券で働くBさんは、過去の不倫経験の話をしてくれました。「もう4年前になるけれど、同じ支店の後輩と不倫していた。年下なのにしっかりしている、でも2人になると甘えてくる、っていうのが最高にかわいかった」とBさん。

彼が結婚しているとは知っていたものの、やめられなかったのだそう。「いつも奥さんに虐げられている感じで、かわいそうに思っていた。奥さん最低、私だったら幸せにしてあげるのにって当時は本気で考えていた。けど、今になって思う、かわいそうなのは奥さんのほうだった」と当時を振り返ります。